短編小説の集い「のべらっくす」

こちらでの募集は休止になりました。今までありがとうございました。

【第1回】短編小説の集い 感想一覧「B 写真」編

 さて、後編の「B 写真」編です。 

 

※「A ハロウィン・ホラー」編は以下の記事へどうぞ。


【第1回】短編小説の集い 感想一覧「A ハロウィン・ホラー」編 - 短編小説の集い「のべらっくす」

 

  


【第1回】短編小説の集い参加します! 題名:『おばあさんの思い出』 お題:写真 - 読書録 本読みの貪欲

 

 人間は顔じゃないっていうけど、やっぱり顔立ちは大事。性格ブスはどうしたって顔に現れるというのが今まで生きてきた結論。さりげなくおばあさんと恵美子の性格が見える冒頭のシーンとつながる最後のオチが秀逸。ただ血をわけた娘をあそこまで憎く思えるのは何かあったからなのではと思うし、父方の血が濃く出たことで母方の方から何かクレームでも来たのではないだろうかと思う家庭板脳です。そう考えると小町で取り上げたら面白い話かもしれません。

 


かつて-そこに-あった (テーマ:B 写真)【第1回】短編小説の集い - 日々我れ

 

 写真好きな友人がこんなことを言っていたことを思い出した。そいつもロラン・バルトを読んでいたのか不明だけど、「一瞬を永遠に」っていう感じとFacebookの温度差っていうのはあると思う。男女の別は特定できないけれど、上司は女性なんだろうなと思わせるじわっと来る読後感が不思議な感じです。あと「シャッターの音に処刑される」っていうのはとてもわかる。自分は「カシャ」なら許せるけれど「ぴろぴろぽーん」みたいなのは許さない。昔のケータイで「とっりまっすよ~ォ、カシャ☆」みたいなシャッター音があったけど、それも許さない。

 


『ツナガル』 ~【第1回】短編小説の集い(B:写真) - バンビのあくび

 

 シンプルなんだけど、生活感と優しさに溢れている作品。キッチンに置いておきたい感じ。吉本ばななが「キッチンで寝たい」って作品の中で言っていた感じに近いと思う。ネタバレになっちゃうけど自分も生まれる前に亡くなった祖母のことを「お写真のおばあちゃん」って呼んでいたし、田舎なんかに行くと亡くなった曾祖父母たちの写真が飾ってあったりしたから人は死ぬと写真になるんだって本気で思っていた時期もあった。こんな捉え方もできるなら、人は写真に収まるたびに実は死んでいるのかもしれないってちょっと思いました。

 


【第1回】短編小説の集いに投稿してみたよ - 散るろぐ

 

 すっごく展開が速いんだけど、たぶんLINEなどで処理される現代ならこのくらいのスピードがないと飽きられてしまうのかもしれないと思った。多分登場人物は全て何も考えていない。一色も千夏も何も考えずに美咲にあんなことをしたのだと思う。そして美咲も深いことを考えずに彼らにされたことに対して自己完結してしまっている。登場人物の全てが会話をしているようで自分の言いたいことをまくし立ててコミュニケーションを一切取っていないことが結末に繋がっている。イマドキの若者ってこういうかんじなのかなぁ。

 


『拒絶する世界』 ~【第1回】短編小説の集い(B:写真) - いわしと寸?オます 

 

 文章と同じで、写真も撮る人の見えているように撮れているのは不思議。こんな経験は芸術をやっていると嫌って言うほど体験して自分が嫌になっちゃうんですよね。でも他人から「これがあなたの見ている世界なのね」って言われるとそんなに悪い気がしない、しかも行きずりの関係だと更に神秘的になるのはなんでなんでしょう。そしてそんな関係にウィスキーがふさわしいのは何故ですかね。あと全く関係ないですが、ブログタイトルは文字化けしてますか? ちょい気になっております。わざとだったらカッコイイ。

 


第1回短編小説の集いに投稿☆ テーマB 「写真」 - palewhite’s diary

 

 初心者枠ということで、まずこの企画に参加していただきありがとうございます。率直な感想が「生っぽい」というところです。小説を書くときは誰しも「少しカッコよく書いてやろう」という意識が出てきて言葉や場面を修飾するものなのですが、この作品の後半からはそういう雰囲気がさっと消えているように感じました。創作の面白いところは「創作」に仮託して本心を語ることが出来ると言うところにもあると思います。この作品からは、そのメッセージを一層強く感じました。惜しむらくは規定字数を越えていたことでしょう。

 

 


原初より連なり満ち満ちる執着 【第1回】短編小説の集い (B: 写真) - 思惟ノート

 

 生への執着と永遠を一瞬だけ切り取る写真のテーマの対比。だけどすべては繋がっている。どんぐりも種の繁栄のために放たれた種子で、どんぐりの帽子に執着する姿は全てを捨てているようで、結局「生」に対して優しい。突き離しているような優しさは文体からも感じられて、非常に満足感のある読み応えだった。それからこんな恋人ほしい。 でもこういう詩人みたいなのは二人一緒になるとS極とS極ではじいちゃうのでN極の人を探したほうが効率がいいとは思っている。

 


光に落ちる(第1回短編小説の集い参加作【B 写真】) - Fuzzy Logic

 

 まずは掲載の不手際申し訳ありませんでした。本当にこっちの落ち度100%ですので本当にすみません。作品の方ですが、熟考されたようで完成度も高いと思います。登場人物の感情が全てすれ違っていて、その中心にいるべき人物が既に死んでいるという展開。「葬式で本音がわかる」っていうのはよくある話なのですが、死者が自身の感情を解体するのは珍しいと思います。

 

 

 こちらもマイフェイバリットを2作品選ぶとすれば、こちらかなぁと思います。

 

かつて-そこに-あった (テーマ:B 写真)【第1回】短編小説の集い - 日々我れ

原初より連なり満ち満ちる執着 【第1回】短編小説の集い (B: 写真) - 思惟ノート

 

 もう甲乙つけがたいところまで行ったのですが、最終的に決め手は「写真というテーマを掘り下げているか」というところで決めました。「写真とは何か」をじわっと考えさせてくれた2作品を勝手にぜろすけ的立派でした賞にします。おめでとうございます。

 

 

 次回の予定も一応立っていまして、11月20日(木)にまた告知して、11月30日(日)を締め切りにしたいと思います。これを機会に参加しようと思った方、今回は参加できなくて次回こそはと思っている方、どしどしご応募ください。次回は不手際ないようにいたします!

 

 改めまして、作者の皆様お疲れ様でした。そして参加ありがとうございました。次回の開催をお楽しみにどうぞ。